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​四ツ谷用水と
流域の人たちの関わり

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四ツ谷用水の本流が工業用水となり、
水路に蓋がされてから60年余り。

 

蓋がされる前の様子を知る人も
少なくなってきましたが、
四ツ谷用水の本流が流れる八幡町の
老舗の衣料品店「ホズミ」の店主、
八月朔日 幹夫(ほずみ みきお)さんから、
水を実際に使っていた時の
話を聞くことが出来ました。

 

流域の人たちは四ツ谷用水と
どのように関わってきたのでしょうか?

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水は淀みがなく綺麗。洗い物で日常的に利用されていた

うちの後ろが四ツ谷用水だったから、生活と密着していましたね。水かさは子供のヒザぐらい。流れがあったから澄んでいました。

障子の張替えの時には、桟(さん)の糊を剥がすために水を利用していましたね。

四ツ谷用水は他の洗い物にも使われていて、食器とかを洗っている人もいたようでした。そのせいか、茶碗のかけらなども沈んでいて危ない所もありましたね。

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【家の裏手に流れる四ツ谷用水を前に話をする八月朔日(ほずみ)さん。フェンスの向こうが四ツ谷用水】

大雨になると浸水、水と隣合わせの生活

大雨が降ると四ツ谷用水の水が溢れて、店に流れてくることもありましたね。

そうすると床に置いている商品を棚の上に移動したりしました。

暗渠になってからも水が染み出してきていましたね。うちの近くの家なんか常に水が流れ出してたようでしたよ。

うちは漏水防止の工事をしてもらって、それでやっと止まりました。

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【四ツ谷用水からの漏水に備えて家の中に作った側溝】

昔はホタルが沢山いた!四ツ谷用水の生態系

水路は暗渠になる前は、コンクリートではなく石垣で、そこにタニシやカワニナが沢山くっ付いてました。あれがホタルの餌になったのでしょうね。

だからホタルがいっぱいいたのだと思います。

そのホタルを寝る時に蚊帳の中に離して、ホタルが光ってるのを見ながら寝ました。楽しかった思い出の一つですね。

それからうちではどう(筌(うけ)と言われ竹製の鰻を取る為の仕掛け)を、毎日水の中にロープで引っ掛けておきましたね。ギグバチ(ギバチ)っていうナマズみたいな魚がほぼ入っていました。きっと沢山いたのだろうと思います。あとはハヤなども入っていましたね。

四ツ谷用水と、

暮らしの痕跡「洗い場」

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近代的な上下水道がない時代、

炊事洗濯や生活で使う水を汲む

拠点として使われていたのが「洗い場」です。
四ツ谷用水に蓋がされ、街並みも変わっていく中で

多くが消えていってしまいましたが、
四ツ谷用水の本流沿いには、

その痕跡がわずかに残っています。

 

洗い場は、食器を洗ったり野菜を洗ったり、
馬が水を飲んだりという、人の営みが

確かにここにあったという証です。
当時の人々の気持ちになって、

その生活に思いを巡らせてみませんか。

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